2002年8月

08/25 長江下流域、洪水の警戒態勢(中国)
08/25 アマゾンに世界最大の国立公園(ブラジル)
08/25 洞庭湖、周辺住民の避難始まる(中国)
08/05 温暖化でアフリカが危機に
08/05 エイズ患者感染率が3分の1(スワジランド)
08/05 洪水の危険迫るプラハ(チェコ)
08/05 干ばつが全土に拡大(インド)
08/05 西ナイル熱感染者急増(アメリカ合衆国)
08/05 クーデター未遂(ニジェール)
08/05 地上絵の巨人にコンドーム(イギリス)

 
 
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08/25 長江下流域、洪水の警戒態勢(中国)

このところの豪雨で増水した中国・長江(揚子江)の流域では、洪水の危険性が沿岸部の下流域に下っている。各国営メディアは、流域の主要都市はいずれも大災害は免れたものの、依然として100万人に上る作業員が警戒態勢をとっていると伝えている。

チャイナ・デーリー紙によると、湖北省以東の4省にかけては、洪水防止のために膨大な数の兵員が動員されている。中国青年報は、水利省の情報として、今回の洪水の犠牲者は1300人超と報じた。これまでの報道では犠牲者は900人超とされており、これを大きく上回る。今回の洪水被害は、4000人以上の死者を出した1998年の大洪水以来の規模となっている。(ロイター)



08/25 アマゾンに世界最大級の国立公園設立へ(ブラジル)

ブラジル政府は22日、アマゾン地域のアマパ州北部にツムクマケ国立公園を設立すると発表した。広さは約3万8900平方キロ。アマゾンの熱帯雨林地域の約1%を占め、世界最大級の国立公園となる。

世界自然保護基金(WWF)ブラジル支部が今後数年間で計100万ドル(約1億2000万円)を支援するほか、ブラジル政府や世界銀行なども拠出する。8月26日から南アフリカで開かれる持続可能な開発に関する世界首脳会議(環境・開発サミット)で表明する。(リオデジャネイロ共同)(毎日新聞)



08/25 洞庭湖、周辺住民の避難始まる(中国)

中国南部・湖南省、洞庭湖の増水で洪水の危険が増す中、同省は21日に洪水非常事態を宣言、省職員などが周辺住民を避難させる一方、洪水防止に向けた作業も続いている。地元当局によると、22日現在、洞庭湖の水位は危険水位を約2.5メートル上回り、現在も上昇を続けている。
英字紙チャイナ・デーリーによると、洞庭湖の堤防が決壊した場合、洪水は隣接する湖北省の省都・武漢(人口700万)に達する恐れがある。また、湖南省の省都・長沙(同600万)にも被害が及ぶ恐れがあるという。(ロイター)



08/05 温暖化でアフリカが危機に

世界自然保護基金(WWF)は、来週、南アフリカ・ヨハネスブルクで行われる「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境・開発サミット)で、各国政府が温室効果ガス排出削減を約束しなければ、何百万というアフリカの人々や動物の生命が脅かされることになるだろうと警告した。
これは、アフリカの気候変動に関する報告書の中で述べたもので、WWFはその中で、8月26日開幕のサミットに出席する60人以上の各国指導者に対し、温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出を抑制し、太陽電池のように再生可能で無公害な燃料の導入に切り替えていくよう要請した。WWFはまた、温室効果ガスの削減と持続可能な土地利用が奨励されなければ、アフリカの人々や動植物は“重大な結果に直面することになるだろう”とし、各国に対し、2010年までに再生可能なエネルギー利用のシェアを10%に上げるよう強く求めた。(ロイター)



08/05 エイズ患者の成人感染率が3分の1に(スワジランド)

国民のうち、成人の34%以上がエイズの原因となるHIVウイルスに感染していることが明らかになった。政府の研究者が明らかにした。政府による前回の調査では、感染率は20.5%だった。
政府の調査機関のデリック・ボン・ウィッセル博士は、ロイター通信に対し、「スワジランド人の34.2%がHIVの陽性反応を示している」と述べた。これにより、スワジランドのHIV感染率は、ボツワナに次いで世界第2位となる。(ロイター)



08/05 洪水の危険迫るプラハ、住民の避難始まる(チェコ)

チェコの首都プラハで、過去1世紀で最悪の洪水が発生する恐れが高まったことを受け、未明から市内の一部で住民の避難が始まった。プラハ市当局は、市内を流れるブルタバ川の大幅な増水で洪水の被害を受けると予想される約5万人の住民に対して避難勧告を行った。商店主らは徹夜で商品の運び出しに追われ、中世の面影を残すマラー・ストラナ地区では兵士らや大勢のボランティアが、浸水に備えて砂袋を積み上げる作業を行った。
記者会見でプラハ市長は、南部で降った豪雨の影響で同川のダムは放水を余儀なくされており、午後にはマラー・ストラナ地区の一部が浸水する見通しだと述べた。豪雨はチェコの近隣諸国であるドイツやオーストリアでも報告されており、ロシアでは多数の死者が出た。欧州では悪天候が続いており、1週間内に70人以上が死亡している。



08/05 干ばつが全土に拡大(インド)

インドのシン農業相は8日、干ばつがアッサム州を除く全土に拡大、ここ15年で最大になっていると指摘した。同相は記者団に対し、「これより先、12州で干ばつが起きたと発表していた。現時点では、アッサム州を除く全土が干ばつに見舞われている。干ばつ規模は1987年の干ばつを上回っている」と語った。当局者らによると、これまでのところ、降雨量は平年を30%下回っている。(ロイター)



08/05 西ナイル熱の感染者が急増(アメリカ合衆国)

米保健当局の関係者によると、西ナイル熱の感染者数は、新たに3つの州にも拡大し、88人(うち4人が死亡)に達した。疾病対策センター(CDC)の責任者は、電話会談で記者団に対し、「ルイジアナ州で58件、ミシシッピ州で22件、テキサス州で8件の合計88件が報告されている」と述べた。
また、同責任者は、「これまで、34州で、鳥や蚊の体内に西ナイル熱のウイルスが認めらた。主に東海岸の州だ」と述べた。このほか、サウスダコタ州、ミネソタ州、ウェストバージニア州なども、今週に入ってから初めて、蚊や鳥の体内にウイルスが発見されたことを報告している、というCDCの西ナイル熱の専門家であるライル・ピーターソン博士は、今年の猛暑によって、ウイルスを媒介する蚊の発生が促進された、との見方を示した。(ロイター)



08/05 クーデター未遂(ニジェール)

ニジェール政府は、軍人の一部が首都ニアメーで反乱を試みたが、政府軍との激しい銃撃戦の末、失敗に終わったことを明らかにした。同政府によると、反乱を起こした軍人が3部隊を掌握しかけたが、現政府を支持する勢力がこれを抑えて、部隊を奪回した。ガオ国防相は国営ラジオで、「この動きに参加した兵士の大半は逮捕されたが、数人は逃亡に成功した」と述べた。(ロイター)



08/05 地上絵の巨人にコンドーム(イギリス)

8月5日、英国南部ドーセットの丘陵にある地上絵、サーンアバスの巨人にコンドームが装着された。これは英国家族計画協会が健全な性問題への意識を高めることを目的に実施したもので、60メートルの巨人に6メートルのコンドームが着けられた。
サーンアバスの巨人の地上絵は岩に刻み込まれたもので、紀元前に作られたとみられている。
地上絵を管理するナショナル・トラストの広報担当は「馴染みやすいし、ダメージにならなければいいが」と述べ、一般のユーモアのセンスに期待している。(ロイター)