2002年7月

07/10 OAUに変わりアフリカ連合を発足へ
07/10 1週間にわたる断続的ストに突入へ(イタリア)
07/10 アジア各地で豪雨被害、多数の住民が被災
07/10 混乱解消、前大統領が出国(マダガスカル)
07/10 食用昆虫のダイエット(タイ)
07/10 W杯後遺症が深刻(韓国)
07/10 タバコ1箱840円!(アメリカ合衆国)

 
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07/10 OAUに変わりアフリカ連合を発足へ

アフリカ40カ国の指導者は、2日間にわたる首脳会議の1日目となるこの日、アフリカ統一機構(OAU)の歴史に幕を閉じた。OAUは、9日から、アフリカ連合(AU)として生まれ変わる。

国連のアナン事務総長は同首脳会議で演説し、アフリカの広大な土地、開発途上にある経済情勢、各国の債務や戦争の後遺症などが理由で、AUの創設は、欧州連合(EU)に比べてはるかに困難な事業になるとの見方を示した。

同事務総長は、「このような状況のなかで、成功する連合を創設するには、多くの忍耐力や、政治的な意志の強さが必要だ」と指摘した。アフリカ連合は、前身の組織とは異なり、加盟国による戦争犯罪に対し、これに介入する権限を有している。(ロイター)



07/10 1週間にわたる断続的ストに突入へ(イタリア)

イタリアの交通機関の労組は、政府の労働改革に反対して1週間の断続的ストに突入する準備に入った。ストが実施されれば、フェリー、バス、鉄道などのサービスに影響が及ぶという。

5日夜には、国内の主要2労組が、内容を緩和した政府との労働協定を受け入れたものの、最大労組であるイタリア労働総同盟(CGIL)はこれを拒否したため、8日から多くの組合員がストに参加するとみられている。 8日には、フェリーなどで働く組合員が4時間のストを予定しているほか、9日には鉄道のTreniataliaが4時間の全国ストを行う、と発表している。

さらに11日には、バス、地下鉄、路面電車の各路線でストが行われるほか、12日にも空港施設が4時間のストを計画しており、旅行客への影響が懸念されている。(ロイター)



07/10 アジア各地で豪雨被害、多数の住民が被災

アジア各地では週末にかけて、モンスーンによる豪雨の被害が拡大しており、これまでに20数名が死亡したほか、大勢の住民が家を失った。洪水が深刻化しているうえ、あらしや土砂崩れも発生している。

被害規模が最大となっているのは、人口密度が高いインド東部や、隣接するバングラデシュ。当局者らによると、インドでは約30万戸の民家が浸水し、バングラデシュでは50万人近くが立ち往生している。インド東部ビハール州では、増水した川を渡ろうとしていた2人が死亡。バングラデシュでは、子どもを含む4人が死亡した。インド北東部アッサム州当局者によると、被災者は約10万人で、うち推定5万人が自宅から避難した。また、バングラデシュ当局者は、豪雨やインドから同国に流れ込む川の増水で、今後2週間に被害が拡大するとの見方を示した。

一方、フィリピンでは、2つの台風で雨足が強まり、少なくとも10人が死亡。うち3人は韓国人観光客で、あらしの海に沈没した船の乗客だった。フィリピン当局者によると、豪雨が6日にピークを迎えて以来、土砂崩れで死亡したり、水死したりした人は7人、避難した人は4000人を上回ったという。(ロイター)



07/10 混乱解消、前大統領が出国(マダガスカル)

昨年12月の大統領選後の混乱に伴い、大統領就任を宣言している首都アンタナナリボの市長ラベロマナナ氏に対抗し、大統領職堅持を目指していたラチラカ氏が5日、同国東部トアマシナから航空機で妻子や兄弟とともに出国した。ラベロマナナ氏の部隊はほぼ全土を支配しており、退路を断たれたラチラカ氏が国外逃亡を図ったらしい。6カ月余続いた「2人大統領」の異常事態はようやく決着のめどがついた模様だ。

インド洋の島国セーシェルの政府はこの日、ラチラカ氏が同国に到着したことを明らかにした。ラベロマナナ氏はラチラカ氏の出国を確認し、「テロ行為の責任者はどこに逃げようが追跡する」と述べた。

ラチラカ氏は76年から一時期を除いて約22年間大統領を務めた。昨年12月の大統領選は同氏とラベロマナナ氏の間で結果をめぐって紛糾。今年2月になってラベロマナナ氏が独自集計を元に選挙の勝利と大統領就任を宣言した後、ラチラカ氏は地盤の同国東部に拠点を移し抵抗を続けていた。(毎日新聞)



07/10 食用昆虫のダイエット(タイ)

バンコクでコオロギやイナゴ、コガネムシなど昆虫を油で揚げて食用に販売する専門店チェーンが人気を集めている。今年3月に1号店をオープンして以来、支店網は31店に拡大。オーナーのサタポン・ポンプラパート氏(29)は「見た目を気にせず、おいしさと健康を限りなく追求するタイ人の食生活にマッチした」としている。

調理法は、油でカリカリに揚げてケチャップや赤トウガラシなどで辛めに味付け。スーパーやデパートの食品売り場の一角に出店し、香ばしいスナック風の感覚が受けているようだ。25グラムで30バーツ(約90円)と、露天の店より高めだが、約5000戸の農家と仕入れ契約を結び、野菜やコメ、果物をエサにして品質と衛生面に配慮。売り上げは1店当たり1日平均4000バーツ(約12000円)。(時事通信)



07/10 W杯後遺症が深刻(韓国)

「ワールドカップ(W杯)のことばかり頭に浮かんで仕事が手に着かない」。サッカーW杯でアジア勢初のベスト4入りを果たした韓国で、「W杯後遺症」が深刻化している。5日付の東亜日報は1面トップで「経済に悪影響を与える」と警告した。

韓国は3位決定戦の6月29日まで1カ月にわたり熱狂状態が続いた。同紙によると、W杯閉幕後も多くの企業で職員の興奮状態が続き、業務に支障が出ているという。 (時事通信)



07/10 タバコ1箱840円!(アメリカ合衆国)

ニューヨーク市で1日、たばこの大幅増税が施行され、多くの銘柄で20本入りの1箱が7ドル(約840円)以上となった。愛煙家は差別的だと反発しているが、ブルームバーグ市長は値上がりによる節煙効果で「年間5万人の命を救うことになる」と増税の“効用”を強調した。