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海外で起こりうるトラブル事例をいろいろ紹介。犯罪以外にも病気や事故に関する情報も提供。

世界一般

トラブルの心構え
スリ・引ったくり・置き引き
タクシーのトラブル
偽車掌
両替詐欺
物売り泥棒
旅行者に扮した詐欺
ドミトリーでの盗難
空港でのトラブル
クレジットカードによる犯罪
偽警官
売春に絡む犯罪
地下鉄での犯罪
シャンプー泥棒
ジプシー

ホテルでのトラブル
参考サイト

治安情報

 

世界中の国で起こりうる比較的ポピュラーなトラブル事例を紹介。

 
地域別

地域ごと、国ごとに特徴のあるトラブル事例を紹介。

 

旅行中にかかり易い病気や怪我の症状や対策、気を付けてほしい事などを紹介。
















 
   
ト ラ ブ ル の 心 構 え
 

日本人は狙われやすい!

これは頭に入れておかなければなりません。これは、まずお金を持っていると言うイメージ、そしてだましやすい、狙いやすい、そういったイメージからです。実際そうなんですから仕方ないです。

海外がとても危ないと言うわけではないのです。ただ日本が特別平和なのです。今でも。例えばどこかで物を無くしたら、お店や交番に届いたりしますよね。買い物をすれば一円単位できちんとおつりをくれますし。値段を吹っかけたりしません。交通機関もほとんど遅れませんよね。そんな日本の常識は世界の非常識です。そんな事は海外では考えられません。そうでないのが当然なのです。同じ感覚で海外に出て、被害に遭う人が多いです。特にアジア、ヨーロッパは日本人観光客が多く、狙われやすいです。

対策ですが、一目で旅行者と判る様な目立つ格好は避けましょう。例えばカメラを肩から提げたり、高級時計を付けたり、日本のままのおしゃれなファッションでは皆の注目の的です。また、財布をズボンの後ろポケットに入れるのはやめましょう。スリが第一に狙う場所です。

そして犯罪者が狙う場所って限られています。空港や駅、マーケットなどの旅行者が多く、人ごみが多いところ。そして観光地です。逆に、そういった場所で注意していれば良いわけです。

また、何かトラブルに巻き込まれた際も、きちんとクレームなり、意思表示をしましょう。英語が出来なくても身振り手振りの日本語でも良いのです。相手に意思が伝われば物事は進むものです。日本人は遠慮しがちです。遠慮は日本国内で十分ですよ。

海外旅行って大変だな、と思う人も居るかもしれませんが、慣れてしまえばそんなに気にしなくても、快適なタビが出来ますよ。

 
ス リ ・ 引 っ た く り ・ 置 き 引 き
 

もう世界各地、どこにでも居るスリ、一見避けられなさそうですが、意外と対策を講じれば大丈夫ですよ。

その対策とは、まず、旅行者として目立つような服装は避けた方が良いです。例えば肩掛けカバンや、首からカメラを下げたり、ウエストポーチを着けたり、高価な腕時計をしたり、スリはお金を持ってそうな人を第一に狙いますよ。引ったくりにも遭い易いです。

あと、スリに狙われる場所は決まってます。例えば観光地、そしてそれ以外では、列車や商店街など、どちらにもいえますが、人ごみにまぎれてスリが行われる事がほとんどです。よってそういう場所で行動する際は、まず財布は後ろのポケットに入れない、かばんなどは必ず体の前にかける。もちろん必要ない貴重品は宿に預けたりして持ち歩かない事です。

置き引きは空港やバスターミナルなどで荷物を下に置いたりしているとちょっとした隙に取られてしまったりします。日本ではありえない事ですがちょっとした隙を突いて取られてしまう事があります。外国人旅行者は絶えず狙われているのです、その隙を狙っています。とられやすい場所では気を抜かないように。

さらに基本的なことですが、ぜひクレジットカードを持っていきましょう。旅行者が訪れるところはほとんどカードが通用します。なにしろこれさえあれば大金を持ち歩かなくて済みますし、盗まれても多少の手続きでリスクを回避できますしね。

あと、予備の小銭入れを持ち歩くのも良いですね。盗まれても良い、すぐ使うようなお金を入れるものがあると便利ですよ。

 

 
タ ク シ ー のト ラ ブ ル

 

タクシーのトラブルは日常茶飯事。事前に知っておけば対策もしやすいでしょう。

まず、一番危険なタクシー強盗から。その手口は、犯罪にドライバー自体が直接関与している場合は、乗ったタクシーがどこかわからない所へ連れて行ってホールドアップ、何て事もありますし、仲間のところまで行って荷物を全部取られるといったケースがあります。また間接的に関与している場合も多いです。わざと目的地からちょっと外れた路地で下ろしたりして、待ち構えている強盗に襲わせるといったケースも聞きます。

こういったことを防ぐにはまず白タクなどは出来るだけ乗らず、良く見かける会社の綺麗なタクシーなどを捕まえる事です。また、そういったタクシーの待ち構えているのはまず空港、そして観光地や繁華街のケースが多いです。逆に普通に流しているタクシーは大丈夫でしょう。もちろんそんなタクシーは数は少ないのですから。もう、ほとんどの空港では市内への公共機関があるはずです。有ればもちろんそちらを使った方が無難ですよ。あと場合によってはタクシーの配車サービスを行っている場所もあるので利用すれば安全でしょう。

さらに、メーターの付いていない白タクでよくある詐欺です。まず、相場より高額な料金を請求する場合です。場合によっては、一桁違う料金を請求したりといった悪質なものも。とにかく料金は、そのルートの相場をホテルなどで調べておき、タクシーに乗る前に必ず料金交渉をする事です。そして降りるときも、きちんとおつりをもらう事です。まあ、微々たるおつりの場合や、チップが必要な場合もありますので、各国のマナーの範囲で支払う必要はありますよ。

そして、特に発展途上国で多いのですが、事前に料金を交渉したにもかかわらず、途中や、降りる際に、さらに料金を要求する場合です。こういった場合は、荷物などをトランクにしまわれてしぶしぶ払ったり、まあいっかといった気持ちで払ってしまう人も居ますが、他の旅行者の為にも、こういった支払いは避けましょう。対策としては、トランクに荷物を入れないとか、同意した対応をして、最初の交渉料金を支払って立ち去るといった事があります。

最後に、どこでもそうですが、タクシーは、出来るだけ新しい車体の物、よく目に付くタクシー会社の車を利用し、乗る際は、ある場合は正規の停留場で捕まえるようにしましょう。そして、きちんとドライバーのID表示がされているか、当然ナンバープレートが付いているか、モシ不安なら、どちらもナンバーを控えておくといった事をすれば、ドライバーもうかつな事はしてきませんよ。

 

 
偽 車 掌

 

長距離バスなど交通機関はほとんどがチケット売り場で指定席のチケットを買うというのが通常だが、場合によってはバスの車掌に直接払うという事も有るだろう。ただ気をつけてほしいのがこのシステムを利用して、部外者が代わりにバス代を徴収してしまうというものです。ここで実際にあった話を。

それはインドのバラナシからネパールのカトマンズに行く長距離バスでの出来事です。このバスはなんと途中国境付近のゲートが夜しまる関係で、近くのホテルで一泊するというバスチケットなのですが、朝起きてバスに乗って出発を待っていると、子供が改札だと言ってさらに料金を払えと乗客に言い出した。客は10人ほどしか居なかったのだが、最初に料金を払っている乗客たちはチケットを見せ何でまた払わなければいけないんだと口々に言い出した。そうするとその子供は国境越えの際のエクストラ料金だといって安くない料金を乗客からせびろうとした。乗客もなんやかんや言って、5分ほど騒いでいた。するとバスの運転手が来て、子供を追い払った。もちろんこの子供は乗客をだまして金をせびり取ろうとしたもので、バスが通ると毎回こうやって客をだまそうとしてるようだ。まあ、引っかかる客も居るようです。

こういったケースは数多くの国で見られるケースです。あくどい場合はバスの運転手もぐるになって偽車掌に料金を徴収させ、偽のチケットを発行し、後で客が文句を言ってもしらんぷりッてことも有るみたいですので、皆さんも気をつけてください。

   
両 替 詐 欺
 

両替屋だといって気を抜いてはいけません。世界各国通津浦ら、両替のあるところでは必ず両替レートと実際受け取った金額を確認しましょう。これは残念ながら銀行でも一緒です。最も引っかかりやすいし、もし引っかかりそうに名って抗議しても、間違えたで済まされてしまうので悪意のある人間は必ずやって来ます。そんな中私の経験で最もたちの悪いケースを紹介します。

インドネシアの貨幣ってインフレのせいで、1万円とか出すと、札束が100枚近く出てくるんですよ、しかも汚いのが多いので数えにくいったら。そんな特徴を生かしてはめられそうになりました(もしかしたら一回引っかかってるかも)。

その手口は、そこは、両替商の集まる通りで、両替商がレートの看板を出して両替をしているのですが、このレートがどこも違っていて、旅行者は看板とにらめっこして一番良いレートの店を探しています。そんな中私は飛びぬけてレートの良い両替商を見つけて、両替に挑んだのですが、しかも一万円なので札束が何十枚と出てきます。店主が札束を数えなおして私に渡しました。私も札束を丁寧に数えなおします。無論数は合ってるのですが、店主はレシートを出すから札束をもう一度貸せといいます。なんでだろと思いつつ、札束を渡すと、手書きでレシートを作りながら、ところで観光ツアーがあるのだがどうだと、壁の案内を見ろと行って来ます。見てみると値段も高く、ほんとこの店で大丈夫なのといったツアーばかりです。興味がないといって店主の方を見ようとしたとたん、何か挙動不信な店主。変だなと思い、レシートを出し終わったお金をもう一度数えると言うとさらに不信な顔つき。数えてみると札が10枚ほど足りない。足りないじゃないかというと、店主はそんな馬鹿なといって札を数えなおす、やはり足りない。数えた札に足りない分を足してこれでちょうどだろ!と言った。この時点でかなりの不信感を抱いていた私、そしてまたその金を渡そうとした瞬間、あれはなんだ!と店主が叫んだ、ふとその方向を見ても何も無い!瞬間振り返ると目の前で机の引出しの中に両替した札束の一部を落としているではないか!あきれ返る瞬間ではあったが、今度は私自身で店主の目の前で札を数え、これで良いだろうというと、なんと店主はそのレートでは両替できないと言い出すではないか!あきれ果てる言い分に怒りが込み上げてきたが、と言っても異国の地、さやに収めて両替レートを直させて帰りました。結構こういう事ってあるんですよ!気をつけてくださいね。

対策としては、もう、とにかく両替は命がけです。泊ったホテルや旅行者に良い両替屋を聞いたりとか、銀行で両替したりとか、もちろん必ず札は数えなおしてくださいね。

   
物 売 り 泥 棒
 

物売りと泥棒がぐるになって仕掛けてくる一瞬の泥棒です。手口も巧妙なのでほんと気をつけて!

皆さん旅行者の訪れるところ必ず居る物売り、話していると仲良くなったり面白い経験にもなるのであまり警戒はしない方が良いとは思うのですが、そんな物売りにも注意してほしい場合があります。

観光地を歩いていると、場合によっては2,3人異様に何か買ってくれとせびってくる物売りが居ます。そんな観光客の注意を奪い、別行動しているスリが、その隙に例えばかばんを開けたり、ポケットから財布を抜いたりと、気付いたころには、カメラが無い、財布が無い!なんてことに。特に人の密集しているところは要注意ですよ。

対策としては、かばんなどは体の前に、財布は後ろのポケットに入れないなどの注意をするだけでかなり防げます。

   
旅 行 者 に 扮 し た 詐 欺
 

たとえばドミトリーに泊った時や観光地などで、日本人や外国人旅行者と仲良くなるときがありますよね、そんな旅行者の仲間意識をねらった詐欺のケースが良く聞かれます。人の良心を狙ったものなので許せません。そんな例を紹介します。

安宿に泊ると、長期滞在している旅行者などは多いです。そんな中日本人が居ると、雑談をしたり、食事をしに行ったりと仲良くなる事は多いです。そんな心情を利用して、例えば盗難に会い、帰国の費用が足りないので貸してくれといった事を申し出てくるケースもあります。まず怪しいです。本当にお金が無いなら大使館に相談すれば何とかなるものです。こういった提案は絶対のむべきではないです。はっきりした態度で断りましょう。あと、悪質なケースが、地元人とつるんでの詐欺です。例えば良い店を紹介するといって高価な品物、もしくは値段の価値が判断できないものを、相場よりかなり高額な値段で買わせるといったことがあります。こういったケースは、詐欺であるかどうかは分かりにくいと思います。単に好意で紹介する場合もあるでしょう。まずはお金に関する事は即決しない事です。さらにもし欲しければ値段の張るものなら相場を調べましょう。これで防げるはずですよ。

こういったケースは犯人も用意周到なので、偽名を使われたり、事後は逃げられたり、開き直られたりといったケースが多いです。まず捕まえられません。また、被害にあったら警察に届けるなり、宿の情報ノートに書き込むなどして他の人のための予防をしておくと良いです。こうしておけばかなりな予防効果があるので、こういった詐欺は減っていくと思いますよ。

   
ド ミ ト リ ー で の 盗 難
 

ドミトリーとはゲストハウスなど、バス、トイレ共同など、低料金の宿泊施設の中で、1つの部屋に2〜4人以上宿泊する大部屋の事です。
多くのバックパッカーが利用するドミトリー、うまく使えば非常に便利なのですが、部屋が共同ということで、様々なトラブルに巻き込まれる事もあるでしょう。その中で、盗難に関する情報を紹介します。

安宿によっては、部屋が分かれていても鍵が無い場合などもあります。よって違う部屋の人、及び従業員も部屋に入る事が出来ます。よくあるのが、カメラやウォークマンなどの家電製品や、現金などを盗まれるケースです。ほとんどの安宿で、貴重品は預かってもらう事が出来ます。しかも中身を明記しておけば、取られても保証してくれるでしょう。とにかく、外出する際は、貴重品は置きっぱなしにするのはやめましょう。

あと、狙われるのは就寝中や、シャワーの際など、ホテルに居る間です。現金、パスポートはどんなときも肌身はなさず持っておきましょう。もちろん就寝中もです。その他、カメラなどの貴重品も含め就寝中は人の手の届きずらい枕もとなどにかばんにいれて置いておくのが良いです。

その他注意点としては、ガイドブックなども狙われやすいので要注意。とにかく特に必要の無い限り、高価なもの、狙われやすいものは人に見せない事です。あと、南京錠などをつけるのも、盗難予防ということでは有効ですが、過信しないように、取ろうと思えばバックパックなどナイフで切ってしまえば一発です。ほとんどの安宿では盗難事件が起こっても保証などありませんので。

こんなに警戒しなくても良いのではと思われる方もいらっしゃると思いますが、日本人も含め、それを目的にしている輩も居ます。特に日本人は良いものを持ち歩いているので狙われやすいです。ここに書いてある事を踏まえ、用心はしてほしいです。もちろん旅は人との出会いが貴重です。それを忘れないように心がけましょう。

   
空 港 で の ト ラ ブ ル
 

誰でも一度は通過する空港。ほとんどの場合、出入国は空港という場合が多いですね。それを狙って空港には必ず旅行者を捕まえようとする旅行会社やガイド、スリや置き引き、そして旅行者をだまそうとする詐欺師が居ます。また、空港での注意点も重要なものが多いのでここで合わせて紹介させていただきます。

犯罪
その中で特に頻繁に起るトラブルの例を紹介します。トラブルは多岐に渡ります。また、旅行者の多い国は地域を問わずどこにでも居ることを頭に入れてください。犯罪例としては、まず多いのが、タクシーによるトラブルです。詳細はタクシーのトラブルをご覧下さい。

また、数として多いのがやはりスリ、置き引きです。これに関しては、入国時、出国時、どちらでも狙われるので気を抜かないように。特に到着時の入国審査時や預けた荷物の受け取りの際、ボディチェックの際などに狙われます。空港職員もグルだったりしますので空港を出るまで気を抜かないようにしましょう。

そして自称ガイドによる詐欺は、発展途上国に多く見られます。空港で待ち構え、相場のわからない観光客に言葉巧みに割高なツアーや航空券を売りつけるといったことが多くあります。空港に事務所のある旅行会社でも、同じガイドを毎日雇っているわけではなく、さらにそのガイドにオフィスを貸しただけだといってクレームを受け付けないケースがほとんどです。こういったケースも同様に現地の相場を調べ、ほとんどの場合は空港にある旅行会社は割高なので、市内まで出て情報を集めましょう。

ダブルブッキング・リコンファーム
海外では、ダブルブッキングは当たり前という状況が出来てしまっています。それを防ぐ為にリコンファームというシステムがあるのですが、皆さんその仕組みをもう一度確認しましょう。

まずリコンファームについて。これは、搭乗予定の飛行機に対して、旅行者が乗りますよという意思表示をしなくてはならないという規則です。通常は72時間前までに直接もしくは電話などで航空会社に搭乗確認をする必要があります。アドバイスとしては、一国滞在なら、その国へ到着した際に、空港の旅行会社のカウンターで済ませてしまいましょう。また、チケットによってはリコンファーム不要のものもあります。必ずチケットを購入した旅行会社で確認しておきましょう。誤ってリコンファームが不要のチケットを、リコンファームすると場合によっては2重予約と取られてキャンセル扱いになりますのでご注意を。

そして、ダブルブッキングに巻き込まれないようにするにはどうすればよいか。リコンファームしていても、飛行機の搭乗直前にはキャンセル待ちの人へ席を回してしまいますので、空港へはできれば2時間前には着くようにしましょう。

1つ注意が必要なのは、自分の名前です。読み方によって違うスペルになってしまうので、もし、名前が無いと言われた場合は、予約地や予約日などから自分の名前に近いものを探してみましょう。意外と見つかるものですよ。

クレームについて
最後に飛行機の欠航や遅延に関してのクレームについて。例え格安航空券でも、きちんと文句を言いましょう。飛行機の欠航が出れば、代換便やホテルの宿泊の手配などはしてくれるはずです。何も言わなければ、最初に欧米の観光客、次に現地や近隣諸国の乗客、最後に日本人観光客なんて事が多いです。日本人はあまり文句を言わないから、というイメージもありますし、実際に何も言わない人が多いので後回しにされてしまうケースが多いです。現地語や英語が話せなくても、身振り手振りでも文句を言うべきです。怒っている、文句を言っていると言う印象を与えられればきちんとした対応をしてくれるはずです。

   
ク レ ジ ッ ト カ ー ド に よ る 犯 罪
 

最近旅行者の中ではクレジットカードは無くてはならないアイテムになってきました。その最も良い点は現金を持ち歩かなくて済むという点です。ただその気軽さからとんでもない多額の被害をこうむるケースが増えています。そういった例を何件か紹介します。

まずクレジットカードを利用した店による詐欺です。多いのが実際に買った値段と請求額が違う場合です。値札を見て安心をせず、カードを使った際のレシートの金額を必ず確認しましょう。そしてレシートは必ずもらいましょう。帰国後に訴え出ても証拠が残りませんので。

そして第三者によるクレジット番号を利用した詐欺が起こっています。レシートなどを宿などで安易に捨てないように。クレジット番号からインターネットなどを利用して物を購入され、後で多額の請求が来たりします。基本的には捨てないこと。捨てるにしても破ったりして番号がわからないようにしましょう。

そしてクレジットカードで多額のお金をおろせるという点を利用した詐欺が多発しています。高額なものをカードで支払わせたり、ポーカー詐欺などで旅行者に大きな負けを付けてカードで支払わせるといったことはかなり被害額の大きい詐欺です。対策としては、現地の人にはカードなどのことを聞かれても持っているとは言わないことです。また、カードやお金のことを聞いてくるのは間違いなく詐欺師です。すぐにそういった連中からは手を切りましょう。

番外編として、カードの裏にあるサインですが、必ずパスポートのサインと同様のものにしましょう。普通はパスポートを身分証明として提示が求められます。片方は漢字、もう片方はローマ字ではカードが使えません。気をつけましょう。

   
偽 警 官
 

街中で突然警官、もしくは私服警官に声を掛けられることがあります。結構な確立で偽物か、本物の警官による詐欺です。普通はよほどのことが無い限り声を掛けてきませんから。

その手口ですが、詐欺の場合は2,3人で、まず、麻薬の捜査だといって手荷物検査を要求してきます。素直に応じて、気がつくと荷物の一部や財布からお金が抜き取られていたりと言った手口です。場合によっては事前に旅行者を装って声を掛けさせ、口車をあわせて同じように検査をされ、被害者を装う仲間も居るようです。

対策は、まず警察手帳の提示を求めること。そして警察まで同行する、捜査の前に大使館への連絡を要求することです。これで防げます。

そして警官が本物の場合、厄介です。その立場を利用した犯罪ですので相手も慣れているのと、犯罪に対して必死です。賄賂の要求、根拠の無い罰金の支払請求。そして強盗。特に途上国ではこういったことが起こりうるので気をつけてください。

対策は、同じように警察手帳を見せてもらい、名前、役職等をメモすること。そして大使館への連絡を要求することです。また、あまりにも基本的ですが、狙われるのは一部の人間です。お金を持っていそうな外見は避けましょう。

   
売 春 に 絡 む 犯 罪
 

この手の犯罪に巻き込まれる人が非常に多い。海外で羽を伸ばすにも十分な警戒が必要です。その手口と対策を紹介します。

まず、街中で声を掛けてくるケースがほとんどです。値段交渉をしていざホテルに戻り、事を始める前になると、例えば睡眠薬入りのドリンクを飲まされ、荷物を全部奪われたり、仲間が押し入ってきて身ぐるみはがされたり。そして事が終わって朝気づくと本人は居なくて荷物が無いなど、トラブルの宝庫です。

対策としては、とにかくこういった行為はやめるべきです。ほとんどの国では売春行為は禁止されています。そしてこういった犯罪には裏に組織があります。それだけ相手は手馴れているということです。犯罪者を部屋に入れることは致命的な行為ですから。

あと、ホテルとぐるといった場合もあります。売春婦を部屋に入れた後、ホテルからの通報と言って偽警官が登場。莫大な罰金を巻き上げられる。もしくは、本物の警官で、本当に逮捕されてしまうケースです。要するにそれだけトラブルの確立が高い行為であるということを頭に入れてください。

   
地 下 鉄 で の 犯 罪
 

世界の主要都市に必ずある地下鉄。そしてその地下鉄のあるところに犯罪がある。これは本当です。スリにとっては定番のこの場所で、被害に遭う旅行者は増え続けています。

手口としては、とにかくスリです。どの国でもそうですが、空港や、観光地、市内中心部にある駅が起点となり、犯罪者は、列車に乗る前から旅行者をターゲットに活動しています。列車が次の駅に到着する直前を狙い、カバンなどから貴重品を抜き取ったりという犯罪が多いです。これに関しては、カバンを体の前に持ってくるようにしたり、貴重品を出来るだけ持ち歩かないと言った基本的な対策をしていれば大丈夫です。

特に、ヨーロッパで多いのが、シャンプー泥棒と呼ばれる泥棒で、これは車内やホームでも起こっているようです。詳細はこちらをご覧下さい。

とにかく泥棒の住処である地下鉄は気をつけてくださいね。

   
シ ャ ン プ ー 泥 棒
 

これほど世界中に広がった犯罪の手口はありません。場所を変え、手口を変え、世界各地で同様の泥棒が幅を利かせています。それだけ有効な犯罪なのです。その大まかな手口を紹介します。

そもそもヨーロッパではやった手口なのですが、単独犯であったり、複数の場合もありますが、旅行者が町を歩いていると、まず、服などにシャンプーなどのべったりとつくような物を付け、そして犯人が旅行者に、『服に何かついていますよ。』と言います。そして、親切に拭いてくれたかと思うと、チップを要求したり、そういったドサクサを利用してバックや財布を掏ったり、別犯人が泥棒を働いたりといったものです。

あるところでは付けられるものが、シャンプーでなくケチャップだったり、アイスクリームだったり、なんとインドでは牛のウンコだったりします。

対策としては、狙われる場所はとにかく観光客の居るところです。特に観光スポット周辺では、周りに気をつける事。つけられても、まず相手にせず、その場を立ち去る事。それぐらいしかないですが、相手にスキを作らなければ大丈夫なので、皆さん気を付けてくださいね。

   
ジ プ シー
 

ヨーロッパでは、ジプシーと呼ばれる、一定の場所に住まいを持たない人々が居ます。そしてその人たちがすべてとは言いませんが、一部の人たちが集団で観光客を中心に強盗をはたらくケースがかなりあるようです。その手口を紹介します。

ジプシーで盗みを働くのは、少年が多いようです。4,5人で行動し、駅や観光地で目をつけた観光客に、まず、目の前で新聞紙を広げて目隠しをし、そのスキにカバンなどから貴重品を抜き出したり、場合によっては見ぐるみはがして、盗みが終わると雲の子を散らすように逃げるといったものです。場合によっては、逃走用の車が用意されていたりと犯行は計画的で、パリやローマ、リスボンなどヨーロッパ各地で活動しているようです。

対策としては、いつもの事ですが、狙われるような目立つ格好をしない、不必要に貴重品を持ち歩かないといったところでしょうか。さらに実際に襲われた際は、大声を出したり、抵抗をするのも手ですが、場合によっては刃物など凶器を持っている場合もありますので過度の反応は禁物ですよ。

   
ホ テ ル で の ト ラ ブ ル
 

旅行先で一番リラックスできるのはホテルかもしれません。でも、ホテルでも色々なトラブルがあります。いくつか紹介します。

まずホテルでの犯罪に関して。高級ホテルなどは、レストランを利用する人や、様々な人の出入りがあります。当然犯罪者も出入りしています。例えばカウンターでのチェックインやアウトの際に荷物を置き引きしたり、エレベーターでホールドアップなんて話も。一番大切なのは、ホテルも公共のスペースであると言う事です。部屋までは気を抜かないようにしましょう。

そして、ホテルでのトラブルです。まず、チェックアウトする際も含め、部屋の鍵は必ず掛けましょう。荷物を取られるだけではなく備品を盗まれたり、使われたりした請求はすべて部屋を借りていた本人に来ます。同様にルームサービスを頼んだ場合は支払いはチェックアウトの際です、2重払いをしないようにしましょう。

あと、部屋に訪問してくる人物に関しては、むやみに入れないこと。大きなトラブルの元です。例え従業員でも、怪しいと思ったら電話でフロントに確認するなどしましょう。本物とは限らないですから。

   
参 考 サ イト
 

ぜひ一度下記のサイトをご覧ください。海外の犯罪のケースを紹介していますよ。

なぜ君がねらわれるのか

外務省の提供する、海外安全ホームページ内のサイト。海外で犯罪に巻き込まれる様々なケースをブロードバンド映像で紹介しています。
多分海外を訪れたことのない人は、こんな事が本当にあるのかと思うでしょうが、ここで紹介しているのは最もありがちなケースで、実際に体験した人も多いと思います。ぜひ引っかかる前に予習しておきましょう。